創業以来、ご当地滋賀県を配送エリアとして事業を行って参りましたが、真中に大きなびわ湖があり、また市場規模は小さく物流の配送効率が極めて悪い環境にありました。
そのため、大手企業は自社便（社員）で営業を兼ねた配送、もしくは固定経費の運送傭車を使った配送が主流となっていました。
今日時代が大きく変化し、大手企業は製品性能・販売技術で互いに競争しながら、物流は他社と同じ土俵で良いとされ、以前のような差別化された独自の物流手法から脱却し物流コスト軽減の手法として、2次物流共同配送が誕生しました。

実運用にあたり、これまで大手企業数社が行ってこられた同様の配送品質・サービスを維持するため、多くの問題が立ちはだかりました。
問題の中には納入先ごとのルールに加え、製品・部品の多くに、荷札・送り状の添付を嫌う傾向などがありました。
今ではそれらの問題を解決しながら、大手企業中央物流センターの業務を品目毎のトータル出庫と帳票類の一括渡し迄とし、あとの仕分業務から受領書回収を含む検品納品と修理品・返品の回収など多様なサービスを提供することで、作業工程の削減と管理の簡素化による大幅な間接コスト軽減を図りました。

　当業界においては、更なる品質の向上、コスト削減、燃料高騰、安全・環境対策等々が求められ、運送原価が押上げられています。そして益々厳しい事業環境にあります。
しかしながら当社としましては、これからも大きく変化する市場の構造変化を睨みながら、社会的役割・責任をしっかりと自覚し、時流に合った最適な物流システムをご提案させて頂きますことを旨とし、より一層お客様のニーズに応えられますよう努力を重ねてまいります。


株式会社山正マーケティングサービス
代表取締役社長　　村上　豪